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みんなの星野リゾートnote(全記事)

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星野リゾートのスタッフのnoteをマガジンでまとめています。 暮らしている土地の話やお気に入りのスポット、働いていて感じたことや考えたこと、自分の大好きなものや趣味など、全国各地…
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#十和田八幡平国立公園

今日の奥入瀬渓流 24/11/19

今朝の奥入瀬渓流の気温は-2℃。 昨日の推し苔観察中に降り始めた雪は その後どんどん勢いを増していき、 夕方頃には辺り一面雪の世界に早変わり! こんなに降るとは思ってなかったけど 冬好きの私にとっては嬉しい誤算(^^) 完全に冬本番のように見えても、 雪の重みにうなだれているような 名残り紅葉が所々で顔を出すので、 まだ晩秋なんだと気付かせてくれます。 積雪が薄いという違いはあれど、 厳冬期の奥入瀬渓流の景色と大差ありません。 積雪たっぷりの厳冬期になると 散策の

私の推し苔④ ホソバギボウシゴケ

今日は、この晩秋の時期に観察したい 私の推し苔、ホソバギボウシゴケをご紹介。 遊歩道沿いの岩の上や縁石の上 人工的な石垣の表面など、 岩に好んで着生するタイプの苔で、 陽当たりが良く乾燥しやすいような環境で 比較的簡単に観察することができます。 乾燥状態と濡れた状態とで変化が著しく、 その変化を簡単に観察できるのが ホソバギボウシゴケの一つの魅力なんですが、 今回注目したいのはそこではなく、 晩秋の頃合いになると目立ち始める ぽちっと赤くなっている先端の部分。 実が生っ

今日の奥入瀬渓流 24/11/17

パラパラと雨模様の今日の奥入瀬渓流。 晩秋に降る雨はものすごく寒い…! の筈が、今日はなんだかぬるい感じ。 気温は15℃。そりゃぬるいわけだ。 と思ったら明日のお天気予報には雪マーク。 さらに明後日は終日氷点下の予報! 季節の変わり目、体調管理に気を付けましょう。 ↑沢山の種を抱えていたオオウバユリも いつの間にかみんなからっぽ。 ドライパックンフラワーって感じ笑 緑が生い茂る季節は見えにくかった滝も この時期になるとはっきりと姿を現します。 そんな晩秋の滝にス

晩秋の湖 【十和田湖 24/11/16】

十和田湖率高めな今日この頃。 今日は気温が15℃もあって 風もない快晴だったので、 穏やかな十和田湖をボーッと眺めながら 日向ぼっこしたくなっちゃったのです。 とても晩秋とは思えないコンディション。 ほんとに冬来るのかな〜? ちょっと早口言葉っぽい笑 冬がもうすぐ来るように思えないけど、 樹木達はしっかり冬支度完了済み。 葉っぱが全て無くなったナナカマドの樹 たわわに実った赤い実がよく目立ちます。 こんなにもたわわに実ってるなら 鳥達もお腹いっぱい食べれるだろう

おかえり! 【十和田市 24/11/14】

私の住む街に今年も白鳥達が帰ってきました。 約1ヶ月前には渡りの声を聞いていたんですが、 おかえりのご挨拶が遅くなっちゃいました。 たくさんのお尻がかわいいぜ〜(^^) 今年は稲刈りが終わってからも 気温が高い日が続いたので、 刈られた稲から盛んにひこばえが発生して 田んぼ一面が緑になりました。 ここまで緑なのは記憶にありません。 ↑去年の12月の様子ですが、 全然違うことがよくわかります。 緑の田んぼに白鳥の画に違和感を感じつつも 可愛いお尻に夢中になっていると、

今日の奥入瀬渓流 24/11/13

いよいよ本格的に晩秋の雰囲気の 今日の奥入瀬渓流。 大部分の葉がなくなりスッキリしました。 流れのすぐ側に生えている樹の多くが 内倒していることがよくわかります。 これはライバルの少ない場所で葉を開く為。 川の流れで土が削れて傾いた… というわけではありません。 森のトンネルを抜けてくるような景観の演出には この樹の傾きが一役買ってるかも? 十和田湖に近い上流域の辺りでは まだ粘ってくれている名残り紅葉も。 あと2〜3日で名残り紅葉も終わりを迎えますが、 そこから台

秋晴れの十和田湖 24/11/10

霜葉を楽しんだ早朝の十和田湖。 快晴無風の湖ももちろん素晴らしかった(^^) 気嵐立ち込める十和田湖へいざ出港… のようなカットですが、船は動きません笑 十和田湖の紅葉も終盤。 外から湖畔の森を眺めると 落葉が進んで冬本番を迎える準備が 整ってきているような印象ですが… ブナの黄葉とカエデの紅葉が最高っ! 湖畔の森の中に入るととっても綺麗なんです。 今が彩りのピークと言ってもいいぐらい。 去年の今頃はどうだったかなと見返してみると、 晩秋〜初冬の葉はなくなったけど

霜葉の朝 【十和田湖 24/11/10】

昨日の朝は奥入瀬渓流から更に足を伸ばして 十和田湖へも行ってきました。 家から出ると頭上には冬の星座達が輝いていて、 車のガラスが凍るほど空気はキリッと冷たい。 間違いなく霜が降りてるなと確信して 十和田湖行かなきゃ!と決めたのでした。 何回見ても素晴らしいなぁ…。 去年もほぼ同時期に同じ場所で 霜葉を愛でていたようです(^^) 朝陽にかざすと殊の外美しい!! しかし、1分と保たずに解けてしまう。 その儚い美しさも霜の魅力。 リーフパイ置いて撮りたかったな〜!笑

ミクロなブドウ 【奥入瀬 24/10/14】

昨日の蜜柑がまさかの葡萄に!? 真っ白なブナハリタケを蜜柑色に してしまっていたこちらの変形体。 昨日の記事では左側のブナハリタケに ターゲットを定めたと言っていましたが、 よく見たら右側の方にも伸びてましたね。 さて、このドロドロはどう変化していくのか。 一昨日の日中に確認していた変形体の変化を 追いかけてみました。 もう初っ端から驚きです。 平面的だったドロドロが 突如として立体的に変化。 掃除に使うハンディモップみたいな印象。 なぜこんな遅い時間かという

胞子を浴びる夜 【奥入瀬 24/10/15】

昨日の記事の最後の写真 森の色彩を愛でる写真のように思わせて 実はツキヨタケを写してありました。 正解は右下のあたり。 若いブナの立ち枯れに びっしりと発生していました。 場所は遊歩道のすぐ側なんですが、 気付いたのは一段上の少し離れた車道から。 車道の上から気付けるぐらいですから 近付くともっとスゴい…! 異様な存在感と同時に放たれる ツキヨタケ独特のキノコ臭。 美味しそうな香りではないかなぁ… 辺りが暗くなるのを待って いざ、発光撮影。 怪しく浮かび上がるツ

今日の奥入瀬渓流 24/10/14

ここ数日はブドウに夢中になりつつも、 奥入瀬渓流の森の様子も忘れずに追いかける。 このぐらいの彩りが好きなんだよなぁ。 夏までは緑が綺麗だねぇ〜だったのに 秋になると、まだ緑なのねぇ… 同じ緑なのに不思議なもんです。 緑も含めた色彩の豊かさ、 緑があるからこそ引き立つ色彩を この時期は存分に味わいたいのです。 まだ見頃じゃないのか…というマインドは 心に余計なフィルターをかけます。 奥入瀬渓流の森に限った話ではなく 全国どこの森でも同じだと思うので、 これから秋の行

今日の奥入瀬渓流 24/10/25

日に日に秋深まる奥入瀬渓流。 今日は友人ご夫婦とのんびりおさんぽ。 今年の秋はとても暖かく今日は特に快適で、 時折吹く冷たい風が気持ちいいぐらい。 最高のおさんぽ日和でした。 お昼ご飯は流れを真正面に望むベンチで 握ってきてくれたおにぎりとお味噌汁。 それとデザートにお得意のブナウニー。 シンプルイズベスト。最高のお昼でした(^^) 秋が深まると共に林床の落ち葉も どんどん増えていきます。 落ち葉の彩りが加わることで 苔とシダの緑が引き立つのです。 今日ののんびり

斜陽の森 【奥入瀬 24/10/25】

昨日のおさんぽの帰り道のこと。 奥入瀬渓流は大きく蛇行しているので 場所によって光の入り方が大きく異なり、 ホテルから近い下流域の森は 午後の西陽になると輝き始めるのです。 あまりの美しさに、車を近くの路肩に停めて しばらくの間見入ってしまいました。 下流域の森にはさほど高くはならない モミジ類がバランス良く混生しています。 そんな森を一段高い車道の上から見ると、 ちょうど目線の高さ付近に、モミジやカエデの 豊かな彩りを楽しむことができるんです。 色のボリュームはこ

タネ吹雪 【奥入瀬 24/10/26】

7月にご紹介した森のラッパ オオウバユリを覚えているでしょうか。 この見事なラッパの3ヶ月後は どうなったかというと… 首がいくつもあるパックンフラワー的な笑 その口の中には沢山の種が詰まっています。 濃い茶色の半月形の種を囲うように 薄い膜のような構造があります。 これが羽根の役割となっていて、 軽くて薄い種が風に乗って どこまでも遠くへ…というわけです。 大量のにんにくスライスが大空へ…! (友人に息を吹いてもらいました笑) 実際の所、大空へというほどは飛ば